プレゼンテーションのコツ①常に目的を忘れてはいけない
プレゼンテーションのコツを知りたいあなた!!そもそもプレゼンの目的を見失っては、いませんでしょうか。
プレゼンの目的は「人に動いて貰う事」です。
人を動かす事が出来れば、上手く話す事等その他の事は、さほど重要では無いのです。
この"理由"と"解決策"を社長プレゼンで企画予算を1,000万円獲得したり、社内の月間プレゼン大会では、100人中常に上位の私がお伝えしていきます。
私が、参考にしているバイブルはこちらです。
何故プレゼンで人に動いてもらう事を忘れてはいけないか。
皆さん、思い出して欲しいのですが、プレゼンをする場面って大抵が「誰かに何かをしてほしい」場合じゃないでしょうか。
- 例:自分に投票を入れてもらいたい、融資をしてもらいたい、承認してもらいたい....等
上司に言われたからやるとか、決まっている業務だからやるとかの理由でプレゼンをする場合でも、プレゼン相手に対して何か目的があるはずです。
雑談でない限り、何も目的が無い事はありえないです。
目的を具体化する方法
プレゼンの目的を明確にする時には以下図の様に、①誰に②何を③どうして欲しいかを明確にしていくと見えてきます。
※③のどうして欲しいかに関しては、口頭で明確に伝えるか、資料の中に入れ込むと、より効果的です。
そして、”誰に”が非常に重要で、プレゼン相手を鮮明にイメージする事で、使う言葉、説明内容が大きく変わってきます。
ワカラナイ言葉があると人は聞くことをシャットダウンしてしまい、プレゼンターの話は子守唄にしか聞こえません。
極力、中学生でもわかる言葉を使うように意識しましょう。
この目的があって、初めて話す内容を精査したり、どういう順序で話すかを決めたりと枝葉に繋がってきます。
プレゼンテーションのコツ②:ピラミッドストラクチャー
目的が明確になった後、内容を作り上げていくはじめの一歩として、何をしないといけないかと言うと、人は80%話を聞いていないという事を理解して、プレゼン内容を1分でも話せる様にするという事です。
1分で話せ無ければ、その内容は5分話しても10分話しても伝わらないです。
何故かと言うと、ピラミッドストラクチャーという考え方に当てはめれば、1分でも5分でも伝える事が出来ます。
後はどれだけ、深くそして、広く理解を与えるかどうかの違いになってきます。
ピラミッドストラクチャーが何かを次でご説明していきます。
ピラミッドストラクチャーとは
ピラミッドストラクチャーの使い方
step.1
結論を作る
step.2
根拠を3つ入れる
※左脳へのアプローチ
根拠は3つ以上あると聞き手が覚えられないし、3つ以下だと信憑性が弱くなるから3つが最適step.3
例をそれぞれの根拠の中に入れる
※右脳へのアプローチ
何故このピラミッドストラクチャーが良いかというと、人を動かすには右脳と左脳の両方に働きかけることが重要であり、それを分かりやすく、シンプルに伝える事が出来る構造となっているからです。
結論に関して
人に動いてほしい時に、一番伝えたいメッセージが結論になります。
話が伝わらない時は、"結論が無い"状態で話している為です。
1分で話せない人、頑張っているのにさっぱり伝わらない人は「てっぺんのないピラミッド」になっています。
あなたの周りにも、ゴチャゴチャと言葉を紡いで、よくわからないことを話す人が居ませんでしょうか?
以下Yotube動画のリンクに、まさにこの状態!!!!というシーンを入れています。
事業を作り上げる過程を追ったドキュメンタリー番組Nontitleの中で、ブランドコンセプトを問われた際の回答が「一人一人の想いを掛け合わせて、考えています!」だったシーン。
全く回答になっていなくて思わず、質問者も「君は何も言っていない」と言っていました、、、
只、この様なシーン、私はよく見る事がありますし、自分もやってしまいがちです。
何故か。
- 自分の頭の中で整理が出来ていなくて、話している人が結論を持っていない。
- 結論ファーストで話しているつもりでも、それが結論じゃない。
この企画の場合、最終ゴールは投資をしてもらう訳なので「これは売れます!だからお金を出してください!」であります。
"想いをかけあわせる"とかは、過程であり、全く伝える必要のない言葉です。
プレゼンの基本姿勢として、不要な事は全てそぎ落とすことが必要です。
不要な点は、全てそぎ落とす
私のバイブルにも、様々な省く点が記載されています。(私が共感した良くある事例を以下に抜粋)
・自分が頑張った過程:2時間使って調べました等
・気を遣いすぎる:要らぬ自己紹介等
ここも、人は80%話を聞いていないという事を忘れずに、不要な話を省くという事を忘れてはいけません。
根拠に関して
何故その結論が良いのか、何故その施策が良いのか、必ずしも理由が必要であり、それが根拠に当たります。
根拠は、結論と意味が繋がっていれば、説得力が増し、意味が繋がっていないとイマイチ説得力が増しません。
意味が繋がるかどうかは、文化や間柄等で変わってきますので、実際に数人に聞いてもらい確認する事が大事です。
私のバイブル(一分で話せ)の中に、絶妙な例えが記載されていたので、以下に引用させていただきます。
結論:自分が働いている職場が好きだ
根拠:①働きやすい職場だ ②素敵な人が多い ③業績がいい①、②は意味が繋がり、しっくり来ます。③については何となく意味が繋がるようですが、聞き手が意味を補完している様に思えませんでしょうか。
「一分で話せ」より
(業績が良いから、給料が良い為好きなのか、福利厚生が良いから好きなのか明確ではありません。)
このように、自分の中では根拠として、提示していても、聞き手には意味がよく分からない事があります。
プレゼンの前には、何人かに聞いてもらい、意味が繋がるか確認してもらいましょう。
例について
例を提示して、聞き手に根拠のイメージを与えましょう。
これで、右脳を刺激して、より理解を深めさせます。
イメージの与え方として、以下の二つの方法があります。
- 根拠に沿った"絵"や"動画"を見せる
- 例を使ってイメージを与える
先ほどの結論「自分が働いている職場が好きだ」に繋がる根拠からの例も、私のバイブルに記載がありました。
なので、以下で引用させていただきます。
結論:自分が働いている職場が好きだ
1点めは、働きやすい職場だからです。 たとえば、フレックスタイムで自由に働け、また、リモートワークで自宅で働くこともできます。 2点めは、一緒に働いている人たちが素敵だからです。たとえば、人の足を引っ張るような人は、1人もいません。 3点めは、仕事にやりがいがあるからです。 たとえば、会社は常に新規事業に積極的で、チャレンジする機会に恵まれています。
「一分で話せ」より
これで、ピラミッドストラクチャーの完成し、この結論(自分が働いている職場が好き)を伝える事に、1分以内で話せます。
あとは、より深くイメージを与えたい場合には、時間を延ばしていけば良いのです。
まとめ
日常生活でも、人に動いてもらう事ってあると思いますが、それもプレゼンでありピラミッドストラクチャー使うと、驚くほど相手の反応が変わり、依頼を通しやすくします。
言い換えると、日々の生活って、自分が作るピラミッドを相手に与えて、相手の頭の中にピラミッドを作る連続なのです。
本記事の考え方を身に着けて、自分の夢のために行動しましょう!!!!!!